複数の画像の明るさを一括で調整する(photoshop)

ドローンでインターバル撮影を行う場合、普通、マニュアルでシャッタースピードとISOを設定し撮影する。オート設定で撮ってしまうと、明るさがバラバラになるためで、特にすべての画像をつなぎ合わせて1枚の写真に加工する場合、その1枚1枚のズレは致命的になる。

ただし、撮影範囲があまりにも広い場合、マニュアル撮影では例えば一部白飛びが発生してしまうリスクが考えられ手放しでこの手法が優れているとは言えないと考えた。

今回の撮影ではその範囲が広く、また撮影された像のストラクチャ(線などの構造)が明瞭である必要があったため、

オート設定で撮影>画像の明るさ調整>つなぎ合わせる

という流れをとった。

本筋の技術とは別のため余談にはなるが、結果的に明瞭なストラクチャに目的を絞った場合には「曇天スピード優先マニュアル設定撮影」するべきだったという結論を得、またこれにより今回調べ、記載した「画像の明るさ一括調整」は今後使うことがほとんどないと思われる。使わないと忘れてしまいそうだし、わざわざもっかい調べるのも嫌なのでここにメモした。「曇天スピード優先マニュアル設定撮影」について、わたしもストラクチャを重きにした撮影したいヮ、という巨乳の若い女性たちの需要が見込まれるので本編の後にアペンディクスとして附記する。余談ここまで。

画像の明るさ調整、という工程は少数であれば比較しながら手作業で行うが、撮影の性格上どうしても大量の写真を一度で調整する必要があった。

今回、写真の明るさ・色調を統一するためにphotoshopで以下のような手順で処理し、厳密ではないが、十分うまくいった。自分がこの処理で使ったのはphotoshop CS5だが、複雑な機能を用いているわけではないため最新のでもほとんど一緒とは思う。

 

1. 基準とする画像を選び、フォトショップで開く

フォトショップがお手本にする画像を開く。最も意図した明るさで撮れている写真を選べば良い。

2. 明るさを調整するアクションを作成する

2-1. アクションの新規作成を行う。

2-2. 新規作成のボタンを押したら、適当に1枚画像を開く。

2-3. イメージ⇒カラーの適用

画像の適用設定のところで、ソースを1で選んだ画像とする。

2-4. okを押す。すると1の画像と同じような明るさ設定になる。

2-5. 保存し、今作った画像を閉じる

2-5. アクションの記録の終了

2-6. 余計なアクションを消す必要があるので、作成されたアクションを展開する。アクションが、「開く」「カラーの適用」「保存」「閉じる」になっていることを確認し、「開く」をクリックして、新規作成横のゴミ箱ボタンを押す。これで目的のアクションが作成された。

3. バッチ処理

ファイル⇒自動処理⇒バッチをクリック

実行するアクションを先ほど作ったアクションにし、調整したい画像が入ったフォルダをソースで選択し、OKを押す。

 

以上でフォルダ内の画像全てに自動処理が施され、1で基準にした画像とおおむね似た明るさ設定となったものが得られた。

 

曇天スピード優先マニュアル設定撮影

上記のようにして、明るさを後から調整・統一することができた。しかし、ストラクチャを目的とした撮影でもマニュアルによる撮影のほうがベターと今では考えている。

既に述べた通り、オート撮影は、比較的失敗が少い。ISOとシャッタースピードとを自動で最適なものをカメラが瞬時に判断し、選択するためである。ISOとシャッタースピードがどういう役割か補足しておくと、例えばISOが高い設定にした場合、暗いところでも明るく撮れるが、僅かな光にも敏感に反応するためにノイズが増える。要は光に対する敏感さを決める。一方シャッタースピードが速い場合は、手振れに強いが写真が暗くなる。これは光を取り込む時間が短くなるためだ。要するに、この2つを適切に組み合わせることで明るくノイズの少ない写真が撮影可能になる。(一般的なカメラの仕組みの話。絞りは省略。)

今回自動で撮影したものの中で、シャッタスピードが遅く自動設定され、手振れしてしまってる写真が複数あった。こうなると白飛びどうこうではなく、そもそも何が写ってるか全然わからないし、貼り合わせには当然使えない。せっかくドローンを購入し、必要な付属品も買い込み、スマホにアプリをインストールし、その接続を確認し、ロケ地まで飛行機で移動するんだけど、その前に飛行機のチケットも取っとかなきゃならんし、ついでにホテルも予約するんだけど、こっちのホテルのが朝食つきやんけ、とホームページの仔細にまで目を通し、撮影時間は30分程度でも必ず好天という能天気なスケジュールでもいかんよな、と保険をかけた3日間の予定を敷いて予約して、実際初日には朝から雨が降っていたので天気が良くなるまで待機して、いまどきペイチャンなんて誰が見るんやろかとWi-Fiでdmm見たりして、天気良くなれば慌てて車飛ばしてロケーションまで行って、ヘルメットして軍手して、雨でぬかるんだ崖をロープで降りて、でもやっぱり風が強いからちょっと待つしかないって寒空の下でやっぱりちょっと待ってみて、そろそろ悪くないな、いや飛ん出る間はコントロール以外なんもでけん、ちょっとションベンしてからにしよ‥‥という感じでようやく撮影したにも関わらず、あとからパソコンでクソ写真だらけなのを確認しないといけなくなった日にはいよいよ手は震え出し、目は焦点が合わなくなり、口はあぶくを吐き、揺れに揺れた体は椅子ごと後ろに転倒、頭を痛打、トウガイの血管が切れた結果、ホメオスタシスを司る脳細胞はミチミチと圧死、心肺の管理者を失った撮影者は欲しかった写真も得られずそのまま帰らぬ人となってしまうのである。

ちなみにピーカン(照り照りの晴れ)だった場合もストラクチャが白飛びしまくるので、好天あな嬉しや、とほとんどキチガイのようにニヤニヤを顔に浮かべて撮影に踏み切った場合でも手が震え、再び人が死ぬ。さっきまであんなに元気だったのに。人の生は儚い。なので曇天が良い。つまり曇天である必要がある。

だが曇天であれば風がある場合が多く、そうなればビュッと吹き込んだ風にドローンを揺らされてしまう。こうなるとISOを少し譲歩して、シャッタースピードを可能な限り速い状態で固定するというのがベストな選択となってくる。これは老人になり手ブレが多くなってる場合でもよろしいので、全国のお孫さんたちは彼・彼女らに教えてあげてほしい。

つまり、そういうことを考慮した「曇天スピード優先マニュアル設定撮影」を行うことによってようやく人が死なない撮影が可能になる。以上のような大局的経験的手法の提案を、若い女性たち、特に胸が大きく腫れあがっている方にしたいのである。したい、したすぎる。

 

参考文献

リフォームの爆発 町田康