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紀行 4月

この小網代の森ってのは、山・川・海をまるごとセットで保全してる。普通は森なら森、とか管理してる人(利益を得ている人)が別なのでこういう一体型管理みたいなのは超難しいんだけど、ここは皆で協力したりしていて、それでとっても環境保護とかそっちのほうで有名なんだとか。じゃあアリガタキ土地であるからして、珍しい物が見られるのかというとそうではなくて、日本では一般的な植物とかが生えているらしい。らしい、というのは自分が植物に明るくなくて、どれ見ても「木」や「草」としか認識しようがないから。結構ワイルドな姿で生えているから、原生林っぽいし、それはそれでなかなか良かった。すさまじい量の毛虫がいて気持ち悪かった。あんまりアクセスが良くなくて、わざわざハイキングに来ることもないかなあと思った。レジャーとしておすすめ度は低い。じゃあなぜこんな事をわざわざ書いているかというと、今週ちょうどホタルが見られるとかで、ナイスということで書いた。

www.pref.kanagawa.jp

ホタルといえばなにかの本(花神かなあ?)で昔、京都は宇治の方では蛍狩りが行われたことが書いてあった。ある時期、谷あいの村には、ホタルが洪水のように満ち溢れていて、それを蛍狩りの人々が掴んでは自分の口に放り入れて(気持ち悪い!)、ある程度溜まったら袋や籠に移して、それを京都の料亭に出荷していたわけだ。料亭では夜になればホタルを庭に話して、それを客が見て楽しんだのだとか。この時期にはその谷あいの沢に溢れかえるホタルを想像して楽しむのも良い。実際に見られなくてもね。

写真を撮り忘れたのは毛虫に萎えていたから。

河口湖へのアクセスは富士急アイランドのおかげで最高レベルに達している。関東のみならず、静岡や福岡、かなり様々な駅から直通の高速バスが展開されているためだ。河口湖は富士山が相当良く見える。富士山は良い。岡本太郎は、富士山の形というのは日々常々良いという評判を聞いてしまった我々はソレが良いものであると刷り込まれてしまっているので富士山を見れば条件反射として良いという事になってしまっているということを指摘していた(今日の芸術)。なので、富士山は良いというのは、今更ちょっと言いづらいんだけれど、青い空にズーンとこれがそびえていると、やっぱり良い物は良い、という感想が湧いてくる。良い物は良い。

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しかし、富士山といえば葛飾北斎だし、それを真似していろいろな人が描いているけれど、最も古く描かれた富士山っていったいいつなのかしら。と思えば、文学では万葉集にはすでに詠まれているし、絵としては平安の時代に描かれているんだとか。噴火も度々にしてきているわけで、それは恐ろしい山だったはずで、どうして鎌倉時代の「一遍聖絵」で美しく描かれ始めたのかがわからない。この「一遍聖絵」は去年のイチョウが大咲きになっている頃、遊行寺で公開されてて見に行ったんだけど、富士山のページはなかったなあ。たぶん他の場所で公開されてた別のページだったのかも。残念。この遊行寺のイチョウはめちゃくちゃ良いので見に行ったら良いと思う。

そこからフジサン号(超キュート)に乗って身延山に行った。これは登山に。4月は桜が満開の時期だったんだけど、登山ルートがスギだらけの方を選んでしまったばっかりに桜を余り見ることがなかった。山頂で別の登山客と話してたら、みんながみんな「満開でとっても良かったよ!」って自慢気に言ってきてたんだけど、なんかイラッとしたので帰りはロープウェイを使った。でも桜はなくても人が全然いなかったし、千本杉という巨大な杉林があってすごく良かった。とてもきちんと手入れされている森林は、夏に緑が栄える田んぼのような、良さ。ロープウェイのりばで食べた「ゆばハンバーグカレー」は色物っぽいんだけど、結構っていうか糞うまくて、たまに脳にフラッシュバックする。口の中がユバの食感でシコシコシコシコ・・・。ワープしたおかげで2時間ぐらい節約できて、その分ゆっくり観光した。身延山日蓮のホームっていうかそういう感じの山らしくて、ここにある久遠寺(うっちゃんはらんまでは一番かわいい)はそうとう巨大な寺で、多分出雲大社よりも敷地がでかい。伊勢神宮よりは流石にでかくない。ただ、それだけの広大な敷地が隅々まで掃除されてた。レイゲンアラタマッテル感じでなかなか良かった。ダウン症の子が太鼓叩いて経文唱えてて迫力あった。

 

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逗子のフィルムフェスとか、池袋の古本市にも行った。鎌倉で流鏑馬も見たなあ。流鏑馬は相当良かった。面倒くさいのであとは写真で。

Maxon Photo Note. Tristes chômage.