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読書記録

裸足。人の少ない浜辺を歩く。せっかく西海岸に来たんだから。ハーツで借りたレンタカーで足を延ばす。発音の良いカーナビ。ちょっと操作を間違えるとNO。さすがNOと言えるアメリカ人だ。NOの発音だけ繰り返し真似した。NO。ノゥ。ノゥをしてもひとり。また同じ季節。冷たい水と、まとわりつく砂。遠くにライムストーンの露頭。人を殺そうとしたとしか思えない。そうだ、たしかバイオント・ダム。岩盤ごと壊れ、上流から津波が起きた人災。これはノンフィクション。大理石と大量の水。トレビの泉もそうだ。イタリア人の心のふるさと。良かれ悪かれ。海に住んでいた生物の死骸でできた岩石。過去の生物の共同墓地。命はまた母なる海を目指す。イタリア人ちひつ。らしい事故だ。秩父宮沢賢治も来た長瀞石灰岩武甲山を彼も見ただろうな。ここにみんなで来たのはたしか24の時。今は一人。秋吉台のカルストにも、サークルで行ったっけ。今は一人。歩くたびに足の周りの砂たちが膨張し、一瞬の乾燥を見せる。正しくは乾燥の傾向。あのダイレイタンス。ダイラタンシーは違う。あれはおもしろ科学実験。精液みたいなアレ。アイドルが白い液体を、肉を振るわせる。あの科学実験はどう見ても性的。ダイレイタンシー。とにかく分野ごとで表記揺れ。分野内でも表記揺れ。誤字している論文もあった。いいのか、あれが査読論文扱いで。おおらかな時代はいいな。うらやましい。しかし、あの係数のマイナスはどうにも変。体積が増える傾向はマイナスなんだっけ?いつも思い出せない。概念が大切。旅行先で、かばんから綺麗に整った服を取り出して、元通りに入れようとしてもぐちゃぐちゃで入らない。整っているというのは、ボリュームが少ないこと。プラスの表現。ワンライナーもそうだし、通分もそう。とにかく踏んで構造が破壊される分だけ、砂の構造がグチャグチャ。砂の体積が増える。水の体積はconst。分母だけが大きくなる。ボリュームにおいて水が相対的に減ったという話。水が弱いわけでもない。パルス的に強く叩けば、水圧が上まり、砂はすべて支配されたりもするから、おあいこ。時間スケールの問題。問題ではなくて、性質。問題と性質の概念が混ざるバカ。盲目のプログラム職人たち。数式へ必要なのはリスペクトだ。ヴァンダムもそう言ってる。マイナスは性質でなく、ただの表現。現象が先、表現は後。記号論だと逆だけど。山が先、yama。

半裸の人間が軽快に抜き去っていく。冬なのに?聖おじさん。ビリー隊長?聖おじさん。ほとんど妖精だ。マッチョな半裸は冬でも走る。さすがアメリカ。NOと言えるアメリカ人。ファンタジーは意外と真実。亀は意外と早く泳ぐ。

潮の満ち引きが作る砂のタペストリ。ラミナ。海でつながるメッカからの直輸入。トラフ型、浅海性。ミニアチュールを伝えてきたアラブの人たちと、偶像崇拝をしてきたヨーロッパの人たち。幾何学にしても表現の差が大きそう。見えてるラミナは同じだろうか。芸術を自然は模倣する。アッラーという字が雲で浮き上がる目撃例もあった。空。色即是空。円空。美濃・丹波帯、ジュラ紀の付加体。郡上に伝わるオールナイト盆踊り。清流に飛び込んで一人前の子どもたち。泳げないからあの町に生まれなくてよかったな。盆踊りは好きだけど。冷たい水。冷えてきたな。ビリーが折り返してくる。一人前どころの騒ぎじゃない。イタリアの彫刻もマッチョだらけ。マッチョ崇拝。でもミコノスのツボはそんなにマッチョじゃなかった気がするけど。魔夜峰央みたいな感じ。ローマ人とちょっと違うんだろうか。ジャコメッティまで行くと痩せすぎだけど。砂の女で虫を追って嵌まり込んたのがコイツだったらどうなってたのかな。元気で激しいセックスしそうで嫌だ。ブットイので貫かれる湿った女性。カラカラの砂と、湿った人間のコントラスト。そういう雰囲気もなさそう。砂だって絶対バケツでバンバンかき出しちゃうし。(砂に埋まりたくないから)仕方ないね!ようやくライムストーンの露頭についた。手に持っていた靴を履こうと、ひとつの岩に腰をかける。転石。露頭から剥がれることで、研究価値が大きく下がる。もちろんゼロじゃない。津波岩とかだとサイズを判定して津波の大きさを測るわけだし。ユルストロームダイアグラムを使うのかな?それとも岩の移動にかかる仕事量(エネルギー)を計算するのかな。ダイアグラムのなかにその概念も入ってそうだけど。どちらにせよ転石そのものの価値でない。道具だ。どこから来たのかわからん奴は、信用がないというだけの話。社会からはみ出して、安い給料で使われている。同じこと。大したことはない。like a rolling stone. like a stepping stone. stone free. 人類はどこから来てどこへ行くのか。夢。