ドイツで考古学とかシュリーマンかよ!古代への情熱かよ!(PARマンの情熱的な日々とは違う)

 ところでワシはJRで外国語大学に通っていたのじゃが、やはりワシは考古学がやりたくて進学したっていうのは本当のところで、西夏文字の力強さと整いっぷりに一目惚れ!でシュトヘルかよって感じなんだけど、当時はまだこうこくの?しゅごしゃ?っていうのやってたんですけど!って感じで、あんまナマぶっこいてんと、ハッタオスぞ!線文字Bの解読やサイモンシンによろしくで、これだけの存在感のある文字には、いったい何が書かれとるんじゃろかい?と、ワリと具体的な目的で進学したのだけれど、語学は、実は絵画や音楽ほど才能が物言う世界なんだな~というのが中に入っていみじう思うた。学習で、絵の具や筆やら道具を揃えていくことはできるけど、実際どんな絵を描くかというのは全く別っていう話で、等しく鉛筆しか持ってない時期でも、筆を選ばずその繊細かつ大胆さで才能の鱗片どころかそのものが現れる人もいるというか、サリエリの残酷物語もいいところで、道具を揃える時点でこれほど差がでると、食べていくレベルになるには相当に難しいことだなあと思い(若かったからそのような絶望に囚われたのもある、実際は体力があればなんとかなったり、物事には常に側面が存在している、というのを知ってからの判断をするべきであったのだが)中退したわけだ。そもそも西夏文字を読むなら、京都大学に進む必要があったので、スタートラインを間違えていたのだ。(ここまで陸サーファー前夜)
 ところでワシはドイツの考古学者が来るという飲み会に呼んでいただいて(私みたいな人間を呼んでくれる素晴らしい人たち!)、山手線で向かったのじゃが、ドイツ語といえばワシはダンケとビッテしか知らなくて、しかもこの2つは、生協のバイトをしていた時に、エレベータでドイツ人のドイツ語の先生をしているらしい人と話してていきなり教えてもらったモノで。なんで、これはいつか使ってみたいという欲望がずっとあって、抑えきれず邂逅(開口とかけてる)初手、ダンケ~ダンケダンケ~をかまして見れば、考古学者は女性で、うるわし漆部、女性が多い飲み会ではないか!驚愕(共学出身でも女性と話す実力が低いことは十分ありうる。帰納的に)。考古学は、理系の地質、文系の考古学と言うように(多分言わない)、汚い、臭い、気持ち悪いの3Kの人が集まる、つまり男だらけのホモだらけと思いきやまさかの女性!博物館学から細分化していったジャンルは、実のところ女性が多いようだし、今世紀ジェンダーバランスに力を入れているヨーロッパなら女性研究者というのは十分にご活躍されているはずだ!というのにも頭が回ってなくて浅はかさを露呈させてしまった。
 ところで「本を読むと、どうもヨーロッパの人はやたらと詩の教養があるんだけど、その膨大な知識はいったいいつから勉強して成熟していくものなのかしらん」という疑問をワシは昔から、18ぐらいのころから抱いてて、今回のこの出会いに感謝!の際に答えてもらおう、と山手線に乗る前から決意をしとった。しかし英語力が低すぎてイザ聞くときになると、「詩とかやりますよねえ、ヨーロッパの人って…ギリシャとか、ローマとか。あ、そうです、歴史の古いそのそういうの…。いつから、そういうって習い始めるんですか?小学校とか?」って日本語でも頭悪すぎて気絶されそうな文章で、しかも英語で聞いたら「ヨーロッパの人たちにとって歴史とはいつからなのか」と当たり前のように勘違いされて、勘違いとも言わないレベルでこちらに非があるんだけど、古代ギリシャからヨ、ということだった。その情報も結構うれしい。ハレハレくんみたいに口をモゴモゴさせてしまった。思わぬ収穫。けがの功名一病息災。でも、どうしても答えてもらわねばならぬわけで、もう一回、ゆっくり、丁寧にエングリッシュを文章で組みたてて聞いたら(しつこい日本人だと思われただろうかもしれないが、どうしても聞く必要があったのだ)、「アー!」と言って、その答えは「詩は、大学に入ってからの授業で覚えるのヨ」ということだった。アー!完全に解脱。そりゃよく考えれば、作家は文系のエキスパートみたいな人間ばかりだし、本やらなんやらはそういう人間が書いてるわけだから、詩の教養がちりばめられてて当たり前だよなあ。つまり「日本語に翻訳されて読まれるような本は、詩の教養がある人間が書いていることが多い。」と答えを得て、成仏した。長年疑問に思ってた割に、ちょっと考えたらわかりそうなことで、馬鹿だなあ。俺は。この飲み会のみんなに感謝。そのあとはスゲー爽やかな気分だぜ~、新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のようによ〜って感じで、ほかに色々聞こうと思ってたことは全部忘れてバクバク飲んでがつがつ食べて、うまいうまい!あ~なんて何でもおいしくて楽しいんだ~カメラで写真もいっぱい撮るぜ~ってバーシバシ撮って、大はしゃぎして帰った。藤子A先生、長生きしてくれ~!