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春画展

2015/09/22 00:06

シルバーウィークのど真ん中だが春画展を見に行ってきた。春画展は9/19-12/23までの展示で、夜は8時まで。展示時期が前期(9/19-11/1)、後期(11/3-12/23)に分かれており、展示される絵画が大まかに異なる。大事なことなのでもう一度書きますが、春画展は9/19-12/23までの展示だが、実際には前期(9/19-11/1)、後期(11/3-12/23)に分かれており、展示される絵画が異なる。さらに細かくは前期後期の中も2つに分かれ、全部で4期(前期:9/19~10/11 10/12~11/1、後期:11/3~11/22 11/23~12/23)に分かれていて、本当に微妙にだが、前期後期の中でも展示が変わる。例えば「夕涼み」という絵などは後期の後半などでしか展示されない。これはおそらく、永青文庫が展覧会場として小さく、スペースが不足していることが考えられる。これは本当に残念だった。永青文庫というのは初めて知ったし、初めて行ったが、wikipediaによると「旧熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料や、16代当主細川護立の蒐集品などを収蔵し、展示、研究を行っている。」とのことで、目白台にある。貴族の旧邸といった感じの白く綺麗な建物だった。近くに丹下健三の代表作の一つとして有名なカトリック東京カテドラル関口教会と、また結婚式場で有名な椿山荘があった。丹下健三は、広島の平和公園とか、東京都庁とか国連大学とか設計した人。椿山荘は東京だと相当有名な結婚式場らしいが、個人的には「誰かに恋をする前に、式場に恋をする人がいる」とかいうワケのわからんコピーが気になる謎の施設というイメージがある

(参照 https://www.youtube.com/watch?v=QQuz_a3A62Y)

誰かに恋する前に式場に恋する人とは結婚したくないよなあ。祈る。さて、本当に歩いてすぐ近くで、特に教会のほうはミサの時間に入れてもらったりしたら中にも入れると思うので、そちらに合わせてスケジュールを立てて行ってきたほうが良いと思う。

まず自分は昼の3時ごろ東京メトロ江戸川橋駅に着いて、それから20分ほど歩いて永青文庫に向かった。このあたりは文京区に含まれるが、ほとんど池袋に近い位置にある。神田川沿いにある、江戸川公園を通り抜ける遊歩道を歩いた。きれいに整備されていたが、滑り台などの遊具が劣化しており、使用禁止になっていた。神田川は臭い。さらに川を東京環状線が覆っており、完全に景観が破壊されていた。池波正太郎がエビ天を食い続けるだけのエッセーでも、日本橋の上にコンクリートの高速ができて、日本橋の情緒が死んだみたいなことを書いてて、ちょうどそんな感じに、散歩してて楽しい感じではない。池波正太郎の本は「散歩のとき何か食べたくなって」だったと思うけど、池波がエビ天食って「これはもう、たまらない…」がめちゃくちゃループする名作。PARマンの情熱的な日々っていう藤子Aの名作で、藤子Aが「ところでワシはロマンスカーに乗って通勤しているのだが・・・」というのと同じぐらいの頻度で出てくる。垂乳根の母、エビ天の池波、ロマンスカーの藤子A、衝撃のアルベルト。公園を抜けると、遊歩道の右手には椿山荘の施設があったりした。川が臭くて、情緒もないし、全然良い道じゃない。遊歩道に直角に突き刺さるように階段があって、そこを登るとすぐ左手に永青文庫が見える。看板を若い衆がスマホでパシャパシャしとる。俺もとっといた。女6割男4割ぐらいの客層で、入る前から勃起してしまわないか不安になった。結構並んでおり、チケットはあらかじめ手に入れておくべきだった。ローソンやセブンイレブンの端末でも買えたみたいだ。このシルバーウィークに40分ほどで入れたのでそんな混雑でもないかもしれない。蚊に刺された。18歳未満立ち入り禁止だが、1歳未満の子供はオッケーというアナウンスがあった。

入場して、まず階段をあがり4階から順次下の階へと閲覧していく。大体エッチしてる。エッチしてないのも少ないけどあって、それは妖怪の絵で、口がマンコ耳がチンコの妖怪だったり、手足の生えたチンコが横になってる絵もあった。鎌倉時代から春画ではクンニもするし、青姦だってする。自分の前にいたおばさんたちが「貴族は全裸でエッチしてても烏帽子はなぜか脱がないのがウケる。」って言ってて、たしかにみんなエッチしてても帽子はかぶっててウケた。4階の展示を見るときに思い出してほしい。エッチしながら子供あやしてる夫婦の絵があった。ウタマロ!!。大体浮世絵で有名な人、教科書に載っているような人の春画が展示されているし、春画の方で特に有名な人の絵というのも展示されている。今アントマンが映画公開されているが、春画でもかぶると小さくなれる頭巾を手に入れた男がいろんなエッチをノゾきまくるという絵があってウケた。

春画は大名とかが子宝に恵まれるようにとか火事から守ってくれるからとかいうマジナイ的な意味があってゴージャスに制作された春画と、いわゆる現代の同人誌のようなエロを追及してるのが二つある。結構人間の表情に気合い入れて描いてて見てて面白い。見返り美人なんか顔すらよくわからんし。二人は幸せなキスをして終了、という感じラブラブな表情の絵もあれば、汚いオッサンにレイプされてて悔しそうな顔してる絵もあった

これ 喜多川歌麿http://www.britishmuseum.org/collectionimages/AN00601/AN00601086_001_m.jpg

レイプ絵は現代語訳があって「チクショウ ジジイメ」みたいなことがと女の子、「ナントイワレテモ ヒトバン イレチマエバイイノヨ」みたいなのがオッサンには書いてあった。こういう感じで表情がたっぷり描かれている。というか表情がうまい絵が春画だと絵のうまさを示してるのかも。しかし、あんまり展示品の台詞が現代語訳されてなかった。よかった。翻訳されてたら普通にエロくて勃起しちゃうと思う。男色ももちろんあったが、ペニバンレズとかもあった。タコに犯されてる有名な葛飾北斎の絵があったけど現代語訳があって「アア モウシンボウタマラン イレテ タコサン」みたいなのが書いてあって、上のおくちも正直だった。現代語訳がなくてもカタカナで、カリとかマラとか書かれてて、江戸時代から使ってるってのもわかった。チンコめちゃでかくて丸太ぐらいあるやつとかもあった。

色々あったけど、全部見終わった時には6時とかだった。なので並び始めてから、たっぷり見ると3時間ぐらいかかるというわけだ。6時に出るときはもう全然並んでなかったので、それぐらいの時間から来ると空いてると思う。お土産は何も買ってないけど、ポストカード、画集、Tシャツ、トートバッグが売ってた。トートバッグだけまだ未入荷だった。Tシャツは接合部だけポケットを付けて隠してあったのがなかなかウケた。画集が4000円で辞書みたいな分厚さだった。展示時期の組み合わせからして、全部は見られないわけだし、やっぱり買っといたほうがいいのかも。後期に行って買おうと思う。

とにかく、良かった。あんまり表情とか気にしたことなかったけど、春画は全面に出してた。メッチャ感じてる顔とかおもろかった。あと検閲を逃れた文化みたいなのが江戸時代にもあったんだなというのがわかった。最後に、エロいせいで有名な絵師の作品さえも日本の美術からゴッソリと抜け落ちているんだなと思った。残念だし勿体ない気がする。なので次から円山応挙とか葛飾北斎とかも展示やるときに春画突っ込んどけばいいのになと思う。ツタヤの18禁コーナーみたいにピンクのカーテンつけて。しかし、マジで性器ばっかりタップリ見たのでなんだかどっと疲れた。