つけ麺まで何マイル 2015/07/29 23:01

家に帰ってきたら晩御飯がなくて。当たり前なんだが。晩御飯がないというのは。食べて帰り忘れたので、着替えて外に食べに行った。ユニクロの最近のステテコはポケットがついていて便利だ。疲れていたのでバシッと食えるものをと思い、一度も入ったことがない近所のつけ麺屋に入った。そこは開店して数年程度だが、なかなか客が入っている。繁盛している。それだけに安心して入った。マズかった。

つけ麺屋で大盛りが無料のところにありがちだが、並盛りの量が不明瞭だ。値段に個性がない結果、何が並なのか概念のゆらぎが大きい。今回だったら隣のに運ばれてきた大盛りを見て、しまった、となるわけだ。大盛りで、たぶん自分の並の量だ。頼んでから結構經ってる。今更大盛りに変えてもらうわけにもいかなくて、困った。その人は大盛りデラックスというのを頼んでいて、チャーシューがいっぱい乗っている。俺が頼んだのはあくまでベーシックな並盛りであって、おかずが何が乗ってるかは、知らない。ここでは基準がゆがんでいる。不安がよぎる。すぐに答えが運ばれてくる。麺の皿には何も乗っていない。つけ汁にブタが2切れが入ってる。それだけだった。値段はそこそこする。麺も少ない。テンションが下がる。一口食べる。魚肉ソーセージの味がする。よく食べるのでわかる。魚肉ソーセージは登山の携行食として優れている。魚粉をありがたがるのはよくわからん。餃子を食べるときに、餃子のタレと旨さが比例しないことから、それはあくまで調味料であって。バランスの問題というのは明らかだ。魚粉すぎる。この店はお好みで更に魚粉を追加することを推薦している。それなら味の素を出せと言いたい。和歌山にはオヤジが味の素パウダーをサッとかけるラーメン屋があり、食べるたびに脳が粉を欲しがり、常連ほどオヤジにかけてもらうというのを聞いた。粉を。魚肉ソーセージ。悲しいかな、固形ラーメンはすでに人類の手に握られていたのだ。我々は宇宙旅行を行えるのはいつ頃だろうか。俺はこの晩御飯をなかったコトにして、帰りに大戸屋に寄るか迷ったが、それも780円ぶん悲しいので、家路について、読みかけのSFまで10000光年を読んでいる。