2016年 行ってよかったところ

今年いってよかったなというところを何個か書いた。別にランキングではない。何個書くとかも自由だ。一度書いて書き足してるかもしれないし、丸ごとどこか消してるかもしれない。それも自由。

青森駅周辺 晩夏

青森は駅チカ観光地が密集してて、実は全然回り切れなかった。自分は青森駅のすぐ近くに泊まって青森県立美術館三内丸山遺跡に行った。先に三内丸山に行ったところ、ロッカーがタダで(これは青森県立美術館もなんだけど、ロッカーに入りきらない荷物も預かってくれるのが三内丸山)すごく助かった。というのももともと別の用事があってかなり荷物を持っていたので。んで三内丸山遺跡。お土産が充実してて、ハニワ作るセットとかを一通り買って帰った。その場で作るコーナーもあって、人もいて教えてくれるみたいだったんだけど、時間がなかったので今回はサクッと美術館に移動。美術館は奈良美智の展示目当てでなんとなく行ったんだけど、わしの好きなシャガールの超巨大な絵があった。絵って言ってもオペラ?とかの幕なんだけど、もうそれがめちゃ良かった。いやーあれだけでも言った買いがある。ほかにももちろん奈良美智の絵とか、あとは、写真の展示で三陸の写真をらせん状に配置してて、それなんかの賞をとってすごく有名なやつなんだけど、それが展示されてあったのでびっくりした。思い出した、志賀理江子さんの螺旋海岸というやつです。良かったですね。青森県立美術館。実は相米 慎二さんの映画特集やってて、台風クラブも見たし、トークショーも見た。セーラー服と機関銃でエレベータのシーンが後ろからなのは、死んだ父親の目線から見てるからなんですって!へえぇ。近くに住みたい。

あとは晩御飯でアウガ青森という集合施設の地下にある居酒屋になんとなく入ったら津軽三味線コンサートやってて、めちゃくちゃ良かった。人間椅子のワジーが津軽三味線のテクはやばい、みたいなのを常々言ってるのを見たけど、耳で理解した。

結構頑張って回ったんだけど1日じゃやっぱり全然回れなくて、それこそ棟方志功美術館にも行けてないし、寺山修司の博物館にも行けてないし、恐山も行ってないし、青森駅の近くの道の駅みたいなのも行ってない。すげーきれいな赤い建物があって(ワ・ラッセ)これが夜見るとめちゃくちゃきれいなの。まあ夜で閉まってて仲間で見れなかったんだけど。でもすごくよい建築物だった。まだまだあるな。

逆に函館は見るところがなくて(ラッキーピエロというハンバーガー屋以外何も良くなかった)持て余したので正直旅程を函館は切り捨てて青森をたっぷり回るべきだった。完全にミスった。くっそ~、何がデスティネーションキャンペーンじゃ!!北海道まで新幹線で行くのは相当良かったけどね(飛行機が苦手)。

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東山動植物園(名古屋) 春休み

京都の時から合わせると何度か通ってるんだけど、久しぶりに行ったかも。

最高に変わりもんだらけのマレーグマファミリー(マー君、マーコさん、マーチンくん、そしてマーネちゃん)がいたり、まだまだ小ゾウさんのサクラちゃん、そしてウォンバットのウォレス君。イケメンゴリラだけじゃない、ここは本当に最高のプレイス。今年は特にマーネちゃんが生まれたてて、本当に愛くるしかった。下の写真を見てください。母・マーコさんがマーネちゃんを驚かしています。マーネちゃんの驚きっぷり、最高ですね。「ナニスンノヨ!!」って全力で驚いてますね。この子熊はこの後マーコさんをぶん殴っていました。かわいいですね。もうだいぶ大きいらしいです。元気に大きく育ってくれてうれしいですね。

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大きな鳥舎もあって、体育館のようなあけっぴろげの空間の中に鳥がいっぱい放たれてる。人と鳥の間にも仕切りのガラスがなくて、結構近づいてきたりする。これも最高。池があってボート漕いでる人もいるし、動植物園なので、植物園もあるし、なぜか小さな遊園地もあるのでパラダイス。鳥インフルエンザで大変だと思いますが、東山動植物園の関係者の皆様と動物の皆様は本当にお体にお気を付けください。

谷川岳(群馬) 夏

初めて山で一泊した。昼間は想像以上に暑くて、水が足りなくなった。テントを持ってきてくれた友人に設営をお願いして、水源がある朝日岳へ山道を走った。走れば往復2時間半程度で日が沈む前に戻れる計算。友人がいる峰から、さらに2つ峰を超えると、まだ全然明るいんだけど、時間は夕方が近くなってきて本当に誰もいない。風にこすれる草の音だけ。周りを見たことがないぐらい無数の赤トンボが飛んでいるし。山では秋がどんどん迫ってるんだなあって思うのと、走ってるとどんどんハイになって。誰もいないし、景色はいいし、天国みたいだった。日が暮れる前に無事にテントに戻れた。テントを買ってまた山に行こうと思う。今度は朝日岳に泊まるぞ!

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高知市内 初秋

高知のしないに住んでいる友人に案内してもらった。完璧なルートだったので、これは一日で満喫するのにおすすめ。

 はりまや橋→せいろ屋→ひろめ市場→日曜市→高知城→牧野植物園

ガッカリ観光地で有名なはりまや橋からスタートする。高知駅から徒歩ですぐなので、がっかりした、と言ったところでそれに当たる労力は大変少ないと思うんだけど。富士山の山頂がガスって初日の出が見れなかった、ぐらいならガッカリしたって言っていいと思う、というのだとこれはこれでハードルが高すぎるけど。まあ、わざわざ観光名所と名乗るほどのモンではないよな、と見るたびに思う。ただ待ち合わせ場所としてのポテンシャルは高い。高知駅からすぐだし、駅前でレンタカー屋も近いし、メインストリートの横なので路面電車の駅もすぐ横にある。なので、ここで待ち合わせしてスタートで良かろう。

次のせいろ屋はウナギのお店で、高知は高知空港のすぐ近くに「かいだや」という超有名店があって、そこに行くとすげー並ぶので時間がもったいない。「せいろ屋と大して変わらん」という意見も聞いたことがあったりなかったりして、ここに行った。ひろめ市場の横というアクセス良さに加えて、ウマくてマジでよかった。んで食後はひろめ市場に行って(土産屋と飲み屋がひしめき合ってて、昼からみんな飲んでる。カツオのたたきとか作ってたりする。)、ここを冷やかしてすぐ出ると、その日は日曜日なので日曜市をやっていた。日曜市やってるのをサーっと横目で見ながら(意外と文旦とかは市でも高いけど、本当にうまいので一度食べたほうが良いかも)高知城に行く。日曜市の街道がそのまま高知城に続いているので、迷わない。高知城は意外と立派で、何度も高地に行ってるのに実は存在を知らなかったけど、確かに功名が辻って最後高知だったなと思い出したりした。まだ時間があったので、牧野植物園に足を延ばした。牧野植物園は駅から少し離れているけど、割合バスですぐ着く。1日かけて全部見るぐらい広い植物園なので、全然時間が足りなくなった。横にはお遍路さんの札所になってる寺があったりしたんだけど、見逃した。

こんな感じで、高知を一日で割合ザクッと観光して回れたので、高知は結構よかった。

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生の土佐弁が染みるぜ(牧野植物園)

国連バーモント州(アメリカ) 2月 

体壊して土建屋の仕事やめて(ブラック企業はくたばれ)、実家で療養というかゴロゴロしてたんだけど、退職時の貯金20万ぐらいは手に着けずに残ってた。でもそういう企業にいたときの金をいつまでもアリガタクとっとくなんて全くよくない、というか気分が悪いと思ったので使い切るぞ!ということでアメリカに行ってきた。2月は航空券が底値で、航空券が往復8万ぐらいでとれた。もうちょい安かった気もする。7万だっけ。忘れた。あとは5月のゴールデンウィーク明けも安いらしい。その前に法事かなんかで久々に飛行機乗ったときに乱気流突っ込んで完全に過呼吸起こしたので、飛行機用の安心になるシャブをもらってから乗った。

バーモント州に友人がいたので、そこを訪ねてスキーするのがメインという予定にして、その前にニューヨークとボストンに寄った。面倒くさいので、詳しくは前に書いたのを見てちょんまげ。

国連の話。全く個人的な話なんだけど。国連のゲート近くでごっつい黒人の警備員のおじさん?お兄さん?に「国連に入りたいんだけどどこにエントランスがあるの?」と聞いたら「お国は?」って聞かれてパスポート見せたら「ワオ、オマエ、コレ、広島って書いてアンジジャン」って言われて、親切に教えてもらった。何も考えずに行ったけど(中略)行ってよかったと思う。

バーモント州はスキーと地ビールのメッカで、しかも豊富なリンゴとメープルの生産。バーモントカレーが甘いのはバーモントだからというのが理解できましたね(バーモントでカレーは名物ではない)。あとはチーズも有名。すごく細かく種類分けされたチーズを試食させてくれたんだけど全然違いがわからなくてびっくりしたので、結局お店の人が好きなやつを1つ、友人のおすすめを2つ買って帰った。しかも元ヒッピーだらけの土地柄で文化レベルが高くて、飲食店とかに結構ふつうに写真やら絵やらが飾ってある。あと、スキー場がめちゃくちゃ広くて、1回リフト乗るだけでとんでもないぐらい山の上まで運んでくれる。だから降りる距離がすごく長くて、1日で5回ぐらいリフトにしか乗らなかった。雪もふわふわで、なんかすげーいい感じで。ただマイナス20度でスキーしてたもんだから、右足小指の感覚がそのあと2か月ぐらいなかった。靴下とかも気を付けないといけない。本気で住みたいと思った。青森と悩むぐらい。

まとめ

珍しく海外がリストアップされました。飛行機に乗れたんですね。思い切ったことをしたもんだ。20万は使い終わって貯金は常に3万ぐらいで超低空飛行です。来年の現場は7日からいきなりあるので、楽しみですね。飛行機を強要されました。飛行機用安心シャブが残っていたか見ておかないと。住むなら青森かバーモントとか書いたけど、寒いの得意じゃないから絶対住まないけどね。水が氷る世界に住むとかアリエン。まるで彼らはエイリアン。来年も例年通り波乱になりそうです。

11月 読書

僕のすべての質問に自ら答えるため(谷川俊太郎 ネロ)

鹿島茂ツイッターで本棚の宣伝してて、すごい人なはずなのに(文庫版ユリシーズに寄せた文が好きだ)、どうにもそういうことが妙に似合ってるなと感じてしまうというか、人の良さだよなあ。しかし、予想以上に本を読んでなかった。でも今月もとても楽しかったんですけどね。

 

2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:836ページ
ナイス数:1ナイス

関係者以外立ち読み禁止関係者以外立ち読み禁止
読了日:11月28日 著者:鹿島茂
バイクとユニコーン (はじめて出逢う世界のおはなし)バイクとユニコーン (はじめて出逢う世界のおはなし)感想
傑作か
読了日:11月27日 著者:ジョシュ
恐竜物語 (新潮文庫)恐竜物語 (新潮文庫)感想
霧笛が珠玉
読了日:11月17日 著者:レイ・ブラッドベリ
米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
読了日:11月13日 著者:米原万里

読書メーター

紀行 10月

船の話

今月は船にずっと乗っていた。豪華客船の旅というわけではなくて、中型船の部員としてひたすら黒潮の中を行ったり来たりして。

黒潮は九州からきてる暖流で、親潮と違ってプランクトンが豊富に含まれない。そのために海に浮遊物が少なく、透明度が高く濃い青色なのだといわれている。その色はラピスラズリ(瑠璃)のように美しい。この色合いは沖合に行くほど明瞭になる。陸に近いと水中に砂などの黄色の色相を持つ浮遊物が多く漂っているため、混ざり合い、海は緑色になる。和歌山の白浜に代表されるような、いわゆる綺麗な海は、砂が白に近いため、水が緑より青が近くなり評価が得られているのだと思う。とにかく晴天の黒潮はどこまでも深い青が広がっていて見飽きない。夕方になると、光を失った海と、地平線が近くなって真っ赤に燃える太陽と、その反射と、波のなかでぶつかり、溶け合い、姿が変り続けて。気がつくと夜になり海と空の区別がつかない真っ暗な空間が広がるようになるのだ。

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 低気圧が近づくと海が大きく荒れる。風が強く吹くと、ロープを巻きつけるための穴にから女性の声のような音が大きく響く。セイレーンは強風荒天を表す凶兆であることを知る。オデュッセイアで、船員たちがセイレーンの声を聞き、連れて行かれないために体をロープで柱に強く縛りつけるのは、揺れる船から落とされないための古代の知恵だろうと思う。そういう神話への気づきがあった。

荒天は船が揺れ、まあ酔う。ただし、乗り物酔いには対策のコツがあって、まず薬を飲むのが良い。アネロンというのがめちゃくちゃ効くので船だけじゃなくて乗り物の用事があるときはコレを持っていくと良い。ただ、鼻炎薬とか常用してそうな薬と併用できないので、飲めない場合もあるかもしれない。そういう場合はなるべく睡眠時間を増やすというのと、コツコツ間食して空腹にならないようにしておくとなぜか酔いには良く効く。どうしても酔う場合もあるので、そういうとき用にウイダーinゼリーがあれば、食べられないコンディションでも安心。

船は黒潮で暖かかったからずっと半袖だったんだけど、下りたら真冬みたいになってて本当に寒くてビビった。今年は秋がなかったなあとか残念に思ったんだけど、陸でも秋がないぐらい急に冬になったらしくて、まあ一緒か、と思うと残念でもなかったかも。

あとの写真はこっちにどうぞ。 

Maxon photo note.

高知

高知城と牧野植物園に行った。

高知城。何度も高知には行っているのに城があったことを知らなくて改めて地図を見るとめちゃくちゃ市内で、しかもヒロメ市場の近くだし、なんで今まで気が付かなかったんだろうという感じだった。行ったら行ったで、功名が辻のポスターが貼ってあって。功名が辻ってめちゃくちゃ小説が面白くて、そのあと竜馬のやつ読んでまためちゃくちゃ面白くて、燃えよ剣読んで…という司馬遼太郎ループに昔はまったことを思い出した。義経が面白くなさ過ぎてこの熱は一気に冷めたけど。そう、で、功名が辻高知城出てくるわって思って。んで、なんでやっぱり高知城に気が付かなかったんだろうなあって改めて不思議に思った。城は町を見下ろせてよかった。でも天守閣から女子高?のプールが上から見えるのは問題あるよなあと思った。授業やってなかったけど。天守閣から天守閣の写真撮ってる人の写真を撮ってた。f:id:kokkaikiseidoumei:20161030130939j:plain

牧野植物園。牧野富太郎という高知出身のレジェンド植物学者がいて、この人は小学校中退から東大講師になってるぐらいすごい博物学者なんだけど。この植物園はものすごく良い。実は行くのが2度目。今回は植物画の展示を中心に見た。見応えがある。牧野さんは筆で描いてたとか、植物画で必要だったためにプリント会社で丁稚の修行をしていたとか、とにかくガッツがヤバいと思った。絵葉書を土産で買った。

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作りこみがすごい牧野富太郎の模型があった。こんなんあったっけ?危機せまっちゅう。とにかく広いのでまた見きれなかった。

 

 

読書 10月

2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1338ページ
ナイス数:2ナイス

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
読了日:10月18日 著者:米原万里
西遊記〈3〉 (岩波文庫)西遊記〈3〉 (岩波文庫)
読了日:10月13日 著者:中野美代子
危ないお仕事! (新潮文庫)危ないお仕事! (新潮文庫)
読了日:10月13日 著者:北尾トロ
カコちゃんが語る 植田正治の写真と生活カコちゃんが語る 植田正治の写真と生活感想
戦前戦後に渡って描かれる山陰の幸せな写真師と家族のお話と言う感じで豊かなエッセーだったし、さらに仲の良さそうな家族写真やらで、もちろん植田正治のことは知っていたんだけれど、この本はなんかむっちゃ良かった。
読了日:10月10日 著者:増谷和子
家出のすすめ―現代青春論 (角川文庫)家出のすすめ―現代青春論 (角川文庫)感想
何度めかの再読 青森県で売られる「家出のするめ」は本書ファンならマストアイテム。
読了日:10月3日 著者:寺山修司

読書メーター

ブックオフ・ニューヨーク店(嘘バレ)

「ヘイ、ジャップ」
2月のマンハッタン。一人のデブが近づいてくる。
「俺はLUCKY STARからのオールド“モエ”オタクだ。好きなのはコナタ。やつの尻を見たことがあるか?たまンねえぜ。ジャパンでは今何が流行ってんだ。教えてくれえねか。」
俺は思わず舌打ちする。
「なにが“オールド”だ。クソデブ。どうせお前も“Kiss manga”で読んでるンだろう。」たじろぐデブ。顎と腹がブルブルとふるえる。
「だってステイツでは出版されないし…」
「それはイリーガルだ。ブックオフでTACHIYOMIしろ…。これは“合法”だ。」
俺はこれから行く予定だったニューヨーク店に、このマイク“クソデブ”ハガーを連れて行くことにした。
「なぁ、あンた。こう見えても俺は健康には気を使っているンだ。毎日レタスを食べてるし。」
「…イリーガル・デブなうえに嘘吐きか。最低だな。前世で何をやった。」
「…。」

入口のフィギュア・コーナーには、名物浮浪者“クッキー・モンスター”が陣取っている。ひどい臭いだ。1Fはアメコミコーナー、2Fはジャパニーズ“モエ”コーナーが広がっている。スパイダーマンX-MENにはじまるMARVEL、それにDC(電撃コミックスではない)。棚の隙間にはビッチリとデブがひしめいている。ナードの波を素早くサーフする俺を見て、奴らは噂する。
「見ろ、ジャパニーズだ…!」
リスペクトと畏怖、そして憧れが入り混じった脂まみれのキッタネエ視線。
「スゲえ、みんながお前のことを見ているゼ!」
「…。」

階段を上りジャパニーズ“モエ”コーナーにたどり着く。
LUCKY STARだけじゃねえ!ゆゆ式ごちうさ…!」
大量のMANGAを目の当りにしてロッドを硬くするハガー。
「コレがジャパニーズ・ドリーム…」
「…あずまんが大王を読め。」

ここはブックオフ・ニューヨーク店。“合法で”ジャパニーズ・マンガが立ち読めるオタク・カルチャーのメッカ…。

ブックオフニューヨーク支店に行ったレビューを、漫画トロピーク冬コミ会誌の個人寄稿枠で書く予定です。

効率と墓

とにかく今日はリュックサックはディックサック(英語でそれぞれ、ちんぽ、しゃぶるを意味する)というのでダジャレが組めることにえらく喜んでいたし、それから高校で買わされた英単語帳にはスティックとスティフ(硬い)が同じページに配置されていたことを思い出して、また喜んでいた。ちんぽのさきっちょは日本語だと亀頭だけど、英語辞書であるOEDには「ヘビ」が示されていて、人種によるサイズの違いが、比喩に使われる動物の違いに現れていることに気がついてコレも嬉しかった。ただし外国人はリュックのことはバックパックというので日本でしか通用しないし、チンポの大きさが違うんじゃなくて生息するヘビや亀の種類が違うことだって十分考慮する必要がある。ニプルでも色々考えようとしたが、どうしてもニプルボーイフラグメンツがチラついてあまりうまく行かなかった。奇械田零士朗胃之上奇嘉郎は未だによく混ざる。咳をしてもニプル。人は小さなコミュニティに属していると、どうしても人間関係の複雑さが絡まり続けるらしく、自分は当事者でなく全く完全な傍観者なのだけれど、それらの原因は主に(This video has been deleted)。複雑化する人間関係が良いか悪いかしらないが、さっさとそんな関係からは断ち離れたいという感情しか湧かないので傍観者であることすら面倒に感じている。

米原万里を読んでいる。幼い作者が共産圏に住んでいた頃の友人たちとの再会を、3編収録していた。数ページ、友人の父が祖国での昔話をとても印象的に語るシーンがある。とある同級生のポケットの中から出てきたくしゃくしゃになったメモ、それに書かれたパルチザンであることを示す星、そのメモを取り上げて自らのポケットに入れる先生。詰問に対し、自分がやったことだ、と応え、生徒の代わりに銃殺される先生。石の花を思い出す(坂口尚展が今年12月に埼玉で行われる)。フンベルバルディング先生がいなくなったのは、何を意味していたのか。上流階級で居続けるために流転を続ける、恥と自己のない人々。都合の良い記憶上書きによって。自分も昨日今日で偶然、唐突になつかしい人々に会った。連絡をたまに取る会社の同期と、よくつるんでいた学部の同期。死後の世界。最も効率が良い行動が至上命題なら、やはり墓穴のなかで生まれることだ。残念ながら我々は墓の中で生まれ暮らしていない。ドラキュラは墓で眠る。効率とはなんだろうか。もし重い物をモタモタ運ぶ人間を効率が悪い人間と呼ぶなら、その評価は適切であろうか。個人の能力によって制限されているなら、結果に対して評価する際、個人ごとに可能な最大仕事量を把握した上での補正が必要である。実際にそうではなく、効率は個人でなく組織の効率を意味する場面が多く、その場合は一般的人間の平均仕事量を基準に測られるのみであり、これはおそらくLGBTの人々への評価にそのまま拡張されている。個人を尊重するというのは、平均からの差異でなく、その個人の抱える身体的制約条件と経てきた歴史を考慮したうえでの評価を与えることであるべきだ、という民俗学から見た精神病患者への思考を自分は大切にしている。すべての人間に対して良い評価を与えるということが尊重ということではない。無条件な他人の肯定は墓の中で生まれることと同じだ。効率の悪い生き方。墓だらけになったら生きてる人はどこに住んだらいいのだろう。土地は有限だろうし。

紀行 9月

函館・青森に行ってきた。というかソレしか行ってない。10月は忙しかったし、今月もうどこにも行ける予定もないので、もう来月は紀行書くの無理かも。ていうかもう人生無理かも(チーン)。可能な限り長生きはするけどね。

函館、景色は良かったが海鮮とかが全然美味しくなかった。聞いたらイカ以外水揚げしてないから別にめちゃ新鮮ってわけじゃないらしい。イカはうまかったけど、飽きるよね。1回食べて飽きたのでもういいかなって感じ。温暖化でイカよりブリが釣れるらしくて、もしかしたらイカも函館のやつじゃなかったのかも。どうでもいいけど、多分海鮮は行く価値がそこまで無い。むしろラッキーピエロとかいう函館チェーンのハンバーガー屋がクソうまくて2回行った。チャイニーズチキンバーガーととんかつバーガー食べて、マジでうまくて。ジンギスカンバーガーも食べたかったけど売り切れだった。ここは脳が溶けるほどうまい。

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函館は函館山から見る夜景ってめっちゃ綺麗。イカ釣りの漁火のついた漁船が海に等間隔で浮かんでるのもよい、撮ってないけど。ここは観光名所で混雑が尋常じゃなかった。夜が深くなるとドンドン人が増えていったので、サッと帰った。

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 青森。青森駅近くに泊まって三内丸山遺跡青森県立美術館に行った。青森駅前のビジネスホテルすごい安くて、ゲストハウス並の値段で泊まれた。夜遅くまで飲食店がそこらじゅうで開いてて、地方都市なのに遅く着いても安心だった。水戸とかよりよっぽど飲食店が開いてる。

三内丸山遺跡ミュージアムショップ(?)がすごい良くて勾玉作りセットとかが200円ぐらいの値段で売ってて、しかも作って帰るスペースまであって最高だった。作って帰らなかったけど。あとは無料で使えるコインロッカーもあるし、入りきらない大型の荷物は受付で預かってくれてとっても助かった。最高。

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土器でもミニチュア作ってるとか、縄文人もやることが可愛いんだよな。土偶でお人形あそびしてた可能性もある。

 

青森県立美術館は、三内丸山遺跡の隣にある。前からずっと行ってみたいなと思ってたんだけど、ようやく行けた。多分10年ぐらい前、この美術館が出来てすぐぐらいから。シャガールの描いたオペラの背景(超巨大)が常設されてるのとか知らなかったけど、コレ感動した。青森出身のアーティストの作品が丁寧に展示してあってすごく良かった。だから棟方志功もいっぱいあった。棟方志功記念館がバスで割とすぐのところにあったんだけど、時間がなくて行けなかったのが残念。

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永瀬正敏がトークショーやってた。台風クラブも見た。おかえりー!ただいまー!(バンバン!)

青森は青森駅から良アクセスのこの2箇所見ただけで相当満足度が高くて、恐山とか寒立馬とか他にもいろいろ見たいところあるし、祭りもあるし、登山もしたいし、何度何度でも行きたくなってきてしまっている。青森。

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最高のおみやげを買ったので、帰ってきて家出のすすめを読みなおした。来年も無収入というわけには行かんし、どっかになんか売り込みするか…。